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j u l i
「白樺の木は、わたしに かごを編むことを、教えてくれた。」
juli
juli/ユーリ。それは、森と湖の国の言葉で7月、julyのこと。
そして、わたしの名もユーリ。7月生まれ。同じく7月生まれの女の子の母。
故郷は、涙のしずくのカタチをした島の海辺。
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1995年の夏、ユーリの月のこと。北極圏の地で、白樺の木に巡り逢いました。
以来、毎年夏に白樺の木からその樹皮をいただいて、「白樺かご」という名のかごを編み重ねています。
幾重にも。
白樺の木は、わたしにかごを編むことを、教えてくれました。
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白樺かごを幾重にも編み重ねてゆくこと。それは、わたしにとって、生きることそのもの。
友や家族と気持ちを幾重にも重ね合うことと同じ。
笑ったり、泣いたりしながら、夢に向かって、ちいさな一歩一歩を歩き続けることと同じに。
夢は、北海道の白樺かごの物語を、100年先の未来へ伝えていくこと。
それが、精一杯のわたしの情熱です。
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